今月の手紙のじかん、は?

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。
img_7446偶然にも同時に来店された会社員(男女)の目的は“手帳に合わせるボールペン”でした。
狭い定食屋が客に相席を促すように、一時に複数のお客さまから同じ相談を受けたリンデも、
この時ばかりは“まとめてご提案”の策をとるしかスムーズな時間運びの方法がなく、
いつも以上に身振り手振り、躍動、緊張しながら接客させていただきました。

写真の上段は、男女お2人がそれぞれご自身の手帳に合わせてお選びになったボールペン。

2本とも書き味やデザインにいたる大半のチェック項目をクリアしたものとはいえ、
年齢も性別も職業も違えば、たった一本のペンの選びかたもじつに変わるものなんだ、
そう感じました。長く愛用いただきたいと思います。

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9/25(日)の手紙のじかんは“ロングステッチバインディング”に皆さんとチャレンジします。
表紙用に覆う紙も前回からよりグレードアップ。今日はインドから手漉き紙も届きました。
紙質や特長についてはあらためてご紹介しますが、これ紙なの?と目を疑いたくなるような、
ユニークな生地をもつペーパー類が(店頭に)じわりと増加中です。

今月参加のみなさん、どうぞお楽しみに。

店主

天神に “新作” 出品します

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。
29366bede65b81556330afa232d4a81c(イメージはビブリオテーク ホームページより)

このたび、VIORO(ヴィオロ)地下1階の『cafe&books bibliotheque(ビブリオテーク)』さんで開かれる
【Fukuoka Made 2016】に、リンデのオリジナルレターアイテム各種を出品する運びになりました。

同イベントは、ビブリオテークさん開店10周年(9月)を記念して行われるもので、
福岡発祥のカフェらしい“ローカルフル”(造語です)な発想をもとに、
地元で企画された物品やブランドなどを一堂にあつめるという期間限定のアニバーサリーフェアです。

10年という大きな一区切りの催事とあり、
お声いただいた先々月から、リンデも店舗(ビブリオテーク)ご担当のTさんと話をすすめてきました。

期間は9/1(木)から21(水)。

開始まで秒読み段階に入っていますが、
ビブリオテークさん、おそらくは来場の皆さんに驚きと楽しみを提供したいとの思いからでしょう、
公式ブログに同催事の概要は告知してありますが、その詳細まで発表されていません。

一体どんなお店、物品が集まるのか。

ちなみに、わたしどもはというと……(冒頭でも少し触れましたが)、

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リンデの定番、BOX LETTER SETの新作がこのほど完成し、こちらで先行販売をおこないます!

また、会期中の前半と後半でアイテム構成異なる予定ですが、
オリジナルのレターボックスや便箋各種の他、リンデ開店初!の“透明万年筆”や“顔料インク”の
ご提案も同時にご案内。もちろん試筆も可能です。

明日(定休日)は、慌ただしく現地設営予定。
会の模様は、あらためて店主、野津の双方から一報します。

リンデ“本店”も、秋はいっそう筆記具一色。
万年筆お求めの際は、どうぞ声をおかけください。

みなさまのご来店、お待ちしています。

10th Anniversary Fair
Fukuoka Made 2016
会期:9月1日(木)〜21日(水)
場所:cafe&books bibliotheque 福岡市中央区天神2-10-3 VIORO地下1階

(無理言って)最後の入荷です

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。

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コトリフルリのデザイナーであり製作者の内田明子さんによるfukusa(レター・ポーチ)。
8月初頭からご本人書き下ろしによる
南仏の文化や生活習慣レポートとともに展開中ですが、盆前に既に品薄状態となっていました。
ご本人に追加できぬものか相談していたところ、新しい布で5タイプのケースをつくってくださいました!

IMG_7131最後の入荷品です。どうぞ手に取りお確かめください。

fukusa 各3,996円(税込)

ブック・バインディングに挑戦しました!

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。

暦の上では立秋を迎えようとしていますが、
酷暑これからといったところです。

7月最後の日曜に開講した「手紙のじかん」は、ブック・バインディング(装丁)」でした。

今回も講師、初島さつき先生の指導のもと、美しいデモンストレーションを目の前に、
厚紙と本文(中身の紙)、外側の紙だけを使い、本を作りました。

参加者各自で持参した用紙やリンデにある洋紙(表紙に使う紙)を
外側に使うペーパーに用いることにより、完成サイズは同じでも、
まったく雰囲気が異なる本が完成するはず!そう意気込みながら、力強く会がスタートしました。

リンデは、店のペーパーから切手のパターンが素敵なA4紙を抜擢!

まず中の用紙を半分、またその半分、といったようにきれいに折ります。
ここで油断すると、「中の用紙が外側に飛び出しちゃうんです」と初島先生。

用紙を折れたら、次ははサイズに合わせて切ったペーパーを、表紙部分となる台紙に糊づけ。
手早くムラなくつけるのがポイント!

ブック・バインドではペーストと呼ばれるデンプン糊を使うので、乾燥が早く、うまく糊づけするのが難しいのですが、さすがは器用な皆さん、さっと仕上げられていました。

その後、本のノド(背表紙の内側にあたる部分)に色違いの紙を貼り、中の用紙と組み合わせ、最後にノドに貼った用紙と同じようにそれぞれの表紙裏にも紙を貼って完成です。

img_5689写真中央・初島先生作。
写真右・リンデ作。

img_5688中身はこんな感じに。

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参加の皆さんの完成作品も集めて記念の一枚!
こう並ぶと、どれも魅力のあるブックばかりです。

今回も、大満足の会でした。

初島先生、ありがとうございました。

7月の手紙のじかんは、ブック・バインディング!

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。

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店頭催事でお休みした先月(6月)の「手紙のじかん」を今月から再開します。

7月のテーマは「ブック・バインド(装丁)」。
従来のカリグラフィー講座でつちかったスキルを、“本づくり”に活用します。

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会では本づくりの素材となる紙をいろいろと用意して
皆さんのセンスや好みにハマるとっておきの一冊をつくるための時間をご提供します。

残席わずか。興味をおもちのかたはこちらからご予約ください。

明日から始まります!

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。
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店窓からは色とりどりの傘が東へ西へ。
ようやく梅雨らしい“不安定さ”が戻ってきたといえるでしょうか。
向こう一週間の天気予報も↓のとおり…。
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何もこのタイミングで……と嘆く心をおさえて、
明日より「ガラスメイドのステーショナリー」展を開催します。

ガラスペンをお持ちのお客様、あるいは“ガラスの文具”に少しでもご興味ある人に
楽しんでいただける内容です。どうぞ気軽にお見えください。

Nu_DM_2016 6Oまた、6/17(金)から3日間は、従来なじみのnu(ぬう)さんによる
「たしなむ リネンシャツ」展も同時に開催。

美しいリネンシャツとファッション小物の数々にもご期待ください。
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斉藤達也さん(吹きガラス職人)プロフィール

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。
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職人の頬を“真っ赤”に染める炎。
窯内の温度がいかに高いものであるかがうかがえます。
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メインでつかう焼き窯は2つ。10坪ほどと決して広くない小屋の中で、
吹きガラス職人の斉藤達也さんは無心にガラス雑器の製作に向き合います。

彼が営む工房の名前は『琥珀』。福岡県嘉麻市にあります。

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再生ガラスを使った工芸として名高い琉球ガラスに傾倒して以来、
本場沖縄で職人に師事し、故郷である嘉麻に技術を持ち帰ったという斉藤さん。
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窯から取り出したばかりの“やわらかいガラス”を成形すべく、
火鋏やピンセット、鉄棒などあらゆる職人道具を素早く操ります。

その手さばきたるや、カメラのシャッタースピードが追いつかぬほど。

一つの物に心を注ぐとはまさにこのことといわんばかりに、
また、失敗が許されぬという緊張感を物語るような表情も印象的でした。

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6月17日(木)からお届けするリンデの「ガラスメイドのステーショナリー」展では、
斉藤さんを店にお招きし、彼の手仕事が生み出す素朴で涼やかなガラス文具の数々を
完成にいたる工程を含めお話しいただく機会もあります(※トークショーなどはおこないません)。

期日もいよいよ来週に迫りました。
どうぞお楽しみに。

店頭催事のお知らせ

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。

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筆記具に“夏の装い”という概念は残念ながらありません。
それは大して身につけるものでないという理由に他なりませんが、
文具を服のように“着替える”のも、ひとつのセンスかもしれません。

リンデは今夏、ヴェニス・ムラーノ島の工房「TOMMASI」と
福岡県嘉麻市の吹きガラス職人・斉藤達也さんに
ガラスの筆記具製作を依頼。

難題ともいえる特別注文でした。

本展では、その“無理”が“形”となって
みなさまの目の前につまびらかになります。

あなたの目と手で、
“夏の筆記具”をお愉しみください。

ガラスメイドの
ステーショナリー
ガラスペン、ペン立て、水差し、ペーパーウェイト
6/17(金)〜6/30(木)
リンデ カルトナージュ
福岡市中央区大手門1-8-11 サンフルノビル2F
092-725-7745
水曜休

(やっぱり)なんてこった

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。
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「ペンをつくる」。
みなさんはどんなものを想像されたことでしょう。

答えは “アルミ缶” でした。
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……っといけない!
工程をすべてお見せすることはできませんが、
身の回りの生活品(素材)で、ペンまで作れてしまうとは、
いやはや初島先生。文具(もっと踏み込めば筆記具)屋リンデ、お手上げ白旗降参でございます。

ところで初島先生によれば、対合する金属の隙間にインクをとおし、
紙に落とすペン先の角度を変えることによって様々な線を描くことができるペンを、
ルーリングペンというそう。

製図用に開発されたドイツが起源のペンは、
(これも初島先生によれば)瞬く間にカリグラフィー業界にも普及したとのこと。
もちろん、先生ご自身もマイ・ルーリングペンをお持ちでした。

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今回は同ペン(ルーリングペン)の形状にならい、
同じ原理でおもしろい線を表現できるペンを
全員で製作、さらには書き味を調整しながら作品づくりにも挑みました。

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3着物姿(帯は“銀座結び”)の初島先生。
今回も参加者一人ひとりに書き方のコツを教えてくださいました。
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13ダイナミックな文字が万年筆インクの美しさと相まって、アートピースのような輝きを放ちます。
7気づくと床には、机上に収まりきらない“練習紙”の数々。
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さて、
4回シリーズでお届けしてきた、手紙のじかん〜めくるめくカリグラフィーの世界〜。
次回5/22(日)からは内容新たに、カリグラフィーの魅力、楽しさをより深くご案内します。

講師は引き続き、カリグラファーの初島さつき先生。

今月までの“第1クール”を振り返って感じているのは、どの回も自宅における再現性があり、
どちらかといえば日常生活に無理なく応用できる内容だったこと。

やって終わりというにはもったいないスキルという側面もある一方、
カリグラフィーそのものの深淵を学ぶ機会になりました。

下手でも、毎日欠かさずできなくても、時折思い出して手を動かしてみることくらいできるかな。

「欧米人の中にでさえ、正しいアルファベットを書く人は少ない(=下手な人が減っている)」。

初回講座(1月)に、初島先生が口にされた一言を思い出します。

私たちはいったい、一日にどれほどペンを握っているでしょう。
文具屋の陳腐な商売文句でなく、ちょっと努めて字を書いてみる意識って、
大事かもしれません。いや、大切だな。

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今回も学び多き “じかん” でした。

ペンをつくる!(なんてこった)

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。
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シリーズで開催する
「手紙のじかん 〜めくるめくカリグラフィーの世界〜」。

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最終講(第4回目)となる4月24日(日)のテーマは、「ペンをつくる」。
IMG_5372(初島先生ご自身の筆記用具。この中に今回のテーマが潜んでいる!)

今回は、これまで学んだ基礎スキルを用いた応用編ともいえる内容。

なんと“アルミ缶”でペン(先)をつくります。
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写真は第2講時に初島先生が披露くださったアルミ缶ペンをつかった筆記の様子。
ペン先と紙が擦れる「シャーッ」という独特の音、
インクの“しぶき”をともなって、ダイナミックな文字を書けるのが特長です。

いわゆるカリグラフィー・ペンとは異なり、
自分好みの筆記の調子に合わせて、ペン先を変形・微調整できるアルミ缶ペン。

今回はカラフルでかわいい、いくつもの素材の中から、
マイ・オリジナルのペンづくりを体験するだけでなく、
出来上がったペンと、従来で身につけたカリグラフィー基礎スキルを応用して、
思い思いの作品(文字)づくりにチャレンジします。

残席わずかになりますが、初参加のかたの申し込みも受け付けています。
たくさんの個性が集うひととき、あなたもご一緒しませんか。

申し込みは専用フォーム、もしくは店頭および電話(092-725-7745)から可能です。

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カリグラフィー講座定期実施にともない、
rotring(ロットリング)製 アートペンの取扱いを始めました。
流れるように美しいタッチを表現できるカリグラフィー・ペン。

店では太さ異なる8種類の字幅を用意しています。
初心者のかたほどお楽しみいただけますから、気軽にお試しください。