「乙支路軽印刷とグラフィック展」スタートです!

いつもリンデ カルトナージュにお越し下さりありがとうございます。
IMG_2517さて、HPでもレポートしておりました「乙支路軽印刷とグラフィック展」が、4/28(土)よりスタートしました!

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IMG_2522今回は”リソグラフ”をテーマに、ポップでソウルフルなグラフィックやZINE(より簡易な雑誌やブック)、ペーパーアイテムを店主が熱くご紹介しています。

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IMG_2505普段の店内はもちろん、ベルギー展ともまた大きくカラーの異なる空間やプロダクトをぜひご覧くださいませ。

そして今回のリンデ初となる”アジア・イベント”に合わせるかのように、こんなペンも入ってきました。
IMG_2513その名も、TWSBI(ツイスビー)。台湾生まれの万年筆です。
透明軸のボディに直接インクを吸い込む「吸入型」で、握りやすい安定した太さグリップが特徴的。
鉄ペンらしからぬ滑らかさで、比較的国産の万年筆の字幅に近い感覚です。
付属のキットを使用すれば簡単に分解できるので、細かいパーツも気軽にメンテナンスができるのもうれしいですね。
IMG_2514メタリックなカラーのほか、ライトグリーンのポップなカラー展開もあります。
一度店頭にて、お手にとっていただきたい一本です。

IMG_2526さてこの場をお借りして、私、野津よりみなさまにお知らせです。
すでにブログでもアップされていますが、このたび4月末日をもちまして「リンデ カルトナージュ」を退職することになりました。
長いようであっという間だった2年間ですが、たくさんの方に出会い、そして面白く楽しい様ざまな経験をさせていただきました。
ちょっとしたブログの記事もどうしたら面白く読んでいただけるか、頭を悩ませながらの更新でしたが、「ブログいつも読んでますよ」とお声がけいただくのが、本当に嬉しかったです。
一言では言い表せない、とても豊かな時間を過ごすことができました。
場所は変わりますが、リンデでの学びを生かし、今後もたゆまず精進したいと思います。
皆さまとの出会いに最大級の感謝を。ありがとうございました。

野津、最後のお届けでした!

”切りがみ”に初挑戦!

いつもリンデ カルトナージュにお越しいただきありがとうございます。

毎月恒例リンデワークショップ「手紙のじかん」。今月は内容として初となる、「切りがみ」をテーマにしたワークショップを開催。様ざまなデザインのペーパーを切って、貼って、組み合わせて、一つの”絵”を作り上げるように、今回はポストカード作りに挑戦しました。
IMG_2271講師はサトウアキコさん。人間味のあるユーモラスでイキイキとした表情の動物たちをモチーフとした作品を手がけられられています。文字列のプリントを、柄や顔のパーツに見立てるペーパー使いにもセンスが光ります。
IMG_2268まずはデモンストレーションで、切り方のコツを教わります。大きく切りたいときは刃の長いハサミ、細かく小さなパーツを切るときは刃の短いハサミを使いわけると、スムーズに。
またカッティングするコツとして、切りたい部分のすぐそばを持つのではなく、少し離した場所を持って動かしていくと思い通りの形になります。
IMG_2275みなさん、図鑑を見ながら自分の好きな動物のイメージを膨らませます。

IMG_2278紙が決まると、みなさんさくさくとカッティングを進められていました。各自持参されたお気に入りのペーパーや、サトウさんにご用意いただいたペーパーが大活躍。文字入りのものや、サイズの小さいものも「これぞ」と感じた用紙はすべて材料として使えます。
IMG_2285配置のバランスを考えつつ、あっという間に2枚、3枚と完成させる方も。カードの角を丸くするとさらに可愛く、カードとしてもオリジナルのプロダクトのような印象に。
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IMG_2288完成作を並べてみると、それぞれの個性が感じられる仕上がりになっているのが、とても魅力的でした。クリアな封筒に入れて送れば、受け取った相手のかたも喜ばれるメッセージカードになりますね!

自宅でも好きな紙で、気軽に取り組める「切り紙」。時間を忘れて夢中になること間違いなしです。
今回も大盛況だった「手紙のじかん」、サトウさん、ご参加の皆さん、ありがとうございました。

野津がお届けしました!

ブックバインドで「スクラップブック」に挑戦!

いつもリンデ カルトナージュにお越し下さりありがとうございます。

リンデ カルトナージュ ワークショップ「手紙のじかん」。二月は初島先生ご指導のもと、久しぶりのブックバインディング(製本)の回となりました。
IMG_2126 2今回は糸綴じの製法ながら、自宅でも簡単に制作できる「スクラップブック」に挑戦。
表紙面にはイタリア製のデザインペーパー、内面には写真や思い出のチケットなどの貼り剥がしにも強いケント紙を使用し、裏表紙部分には、ベルギーのタイポグラフ社の封筒をはりつけることで、機能的な一冊となっています。

IMG_2098今回も初参加のかたに多くお申し込みいただきましたが、そのなかにはなんと現役高校生の姿も!
幅広いメンバー層に、ワクワク感高まる雰囲気でスタートです。
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IMG_2102まずは初島先生のデモンストレーションから。
わかりやすく丁寧な説明のもと、あっという間に美しいノートサンプルが仕上がりました。
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IMG_2105先生の手さばきを忘れないうちに、さっそく製本作業に取り掛かります。
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IMG_2104表紙に使うペーパーや、留め具のボタンも思い思いにチョイス。
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IMG_2110みなさん手際のよさもあって、あっという間に完成。一つとして同じもののない、オリジナルノートが出来上がりました。

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IMG_2122ワークショップ恒例の、集合写真撮影タイム。一同に会すると圧巻の光景です。

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今回は時間の関係上実践はありませんでしたが、カリグラフィーを習われたかたは、このように文字入れするとさらに愛着のわくブックが完成します。
今回も大盛況の、あっという間の二時間でした。参加いただいたみなさんには、ご自宅でもぜひ気軽にノートブックづくりを手がけていただきたいと思います!

野津がお届けしました!

“Old Style”の味わい

いつもリンデ カルトナージュにお越し下さりありがとうございます。

雪の散らつく日もあるような厳しい寒さの日が続きますね。
県外からご来店のお客様から「福岡って寒いんですね!」と驚かれることもしばしば。

リンデでは、年明けから新たなペンが続々と入ってきました。
さまざまな表情が見られるペンのなかでも、美しい輝きについ目を奪われる大人のための一本がこちら。
IMG_1970ひときわ存在感を放つ重厚なボディは安定したグリップ感で、スムーズな筆記が楽しめます。厳選されたレジンを素材とする曲線のあるシルエットは、いまだ色褪せることのないオールドスタイルの味わい。深みのあるブラウンカラーが成熟のイメージを醸しだします。
IMG_1972一年をともにする頼もしい相棒となること間違いなし。
心機一転のスタートに、ぜひ出会っていただきたい一本です。

どうぞ店頭にてお確かめください。

野津がお届けしました!

社会問題の一端を知る。学生と本をつくりました。店頭配布中です

リンデにおこしくださりありがとうございます。
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新年も早々から馴染みのお客様はじめ、遠方各地から品を求めにお見えになる姿に接し、
今年もオリジナルの製作やバイイング、あるいは依頼のある編集や執筆など、
あらゆるものに精を尽くしていこうと期するしだいです。よろしくお願いします。

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ベルギー le typographe(ル タイポグラフ) 印刷のレターアイテムが店頭にすべて到着しました。
昨年の渡航から数カ月。現地の印刷工場(こうば)で直に見たものが、日本の、福岡の、大手門の
狭小ビルの一角にそしらぬ顔でひしめく光景。感慨?もそこそこに、それらをどうやって楽しんでもらおうか。
弾む気持ちを制しながら、空間、言葉を思案中です。

IMG_5355話題変わって、本「Ensemble/アンサンブル」の紹介。

これは先月(12/24)刷り上がったばかりの本で、講師として私が10年以上もお世話になる
ファッション専門学校の学生とともにつくりあげた一冊です。
毎年、私の授業は一年をかけて雑誌制作に取り組むのですが、そのテーマ設定は、
学生の意思を最大限に反映したいという思いから、いつもゼロベースからスタートします。

意欲的な学生もいれば、そうでない(にも関わらず授業を選んでくれている……)学生と
まっさらな状態でアイディアを出し合う時間は、私の恒例の楽しみで、
ある年はコーディネート(スタイリング)集をつくったり、明くる年は衣食住でテーマを切ったりと、
当代の学生カラー(というのが本当にあるんです)で企画内容は大きく変わります。
つまりこの本(Ensemble/アンサンブル)も、今年の学生カラーが表れた一冊、というわけ。
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ところで、
思い返せば昨年だけでも、記憶に留めておくべきニュースがたくさんありました。
にわかに盛り上がり、なぜか報道の表舞台から消え失せた魚市場移転問題、
北部九州の大水害、福祉施設での凄惨な殺人事件、揚げ足取りに終始する国内政治、朝鮮半島の緊張、
国連では核兵器禁止条約が採択(日本は不参加)され、アメリカは大統領も変わりました。

大なり小なりというか、気に留めておくべき対象に大も小もありはしないのですが、
自分たちの日常生活の目の前に横たわる、身近な問題くらいは、そろそろ意識したい。
なんかこう、自分たちが好きなファッションを通じて、そういう問題の現状とか展望とかを
まとめてもいいな ! 「Ensemble/アンサンブル」は、そうした学生(11人)の声によって始動しました。

彼らが向き合った社会問題は全部で「11」。

学生Kさんの「コミュニケーション障害」記事を皮切りに、「核戦争」、「フェアトレード」、「水質汚濁」、
「児童虐待」、「動物愛護」、「メディア・リテラシー」、「宗教紛争」、「テロ」、「LGBT」、
それに「フェミニズム」をテーマに、各分野の第一線で活躍されるかたがたに取材を依頼しました。

SNSはあくまでもツール。縛られるのではなく、使いこなすことが肝心なのだ。情報伝達の手段がますます手軽さを増す一方、その“主役”であるはずの私たちは、どれほど「自分の範疇」で各ツールを駆使できているだろうか。
P04 「“ネット”に縛られる若者」 より (研究テーマ_コミュニケーション障害/執筆学生:K)

(長崎大学核兵器廃絶研究センター・客員研究員 桐谷多恵子さんが、広島・平和記念公園の話題にふれ)「広島の復興は、世界へアピールするための被爆都市としての『復興』でした。しかし、生活者のための復興とは言えません。我々はその“公園”を、原爆を忘れないための場所であり、もう二度と戦争に使われないよう決意する場ということを改めて胸に刻まなければなりません」。
P06 「同時代を生きる、被爆者と私たち」 より (研究テーマ_核戦争/執筆学生:Y)

有名無名問わず、情報発信には責任がともなう。新聞記者である川上さんが、日ごろいかに真実を伝えるために、足を動かし、様ざまな立場の人に会っているか。つまり、誰によってその記事(情報)が提供されているかを、私たちは判別すべきだ。
P16 「情報を正しく選別すべき時代」 より (研究テーマ_メディア・リテラシー/執筆学生:T)

学生として、若者として、女として、男として、
それぞれの立場からわき上がる感情を抑えつつ、客観的に物事をとらえる難しさ。
まして、長文など、普段まったく書く機会のない(おっさんでも滅多にない)学生には、
この授業は身にこたえる挑戦だったはずです。
ただそれ以上に、この取組み(授業)は、問題を問題として理解することや
問題の改善にあたる人が自分たちの身の回りに確かに存在していることを学ぶ絶好のチャンスでした。

私たちを取り巻く社会・自然環境、ひいては世界情勢は、日々めまぐるしく移り変わっている。
それにともない社会では今、自分たちの想像をはるかに超える新しい価値観が生まれている一方で、
様ざまな課題が立ちはだかっている。本誌「アンサンブル」は、ファッション誌でありながら、
現代を生きる読者の代表として、学生の私たちが今、避けては通れぬ11の社会テーマを考える。
小誌をきっかけに、これから向かうべき人間の未来を共に模索してみよう。

P02 プロローグより

学生が大仰なことを言いおって! という気持ちもわかりますが、
もうずいぶんと社会を経験してしまっている人にこそ、
目にしてもらいたい現実があります。出会える言葉があります。

本「Ensemble/アンサンブル」は、リンデ店頭でも無料配布しています。

どうぞ手に取ってご一読ください。

最後に、本誌制作にあたり取材のご協力をいただいたかたがたは下記のとおりです。
昨年はお忙しいなか、学生のために時間を割いてくださり、本当にありがとうございました。

(ページ順に)
株式会社 電通 若者研究部 奈木れい さま
長崎大学核兵器廃絶研究センター・客員研究員 桐谷多恵子 さま
●切明千枝子 さま
長崎原爆資料館 さま
ポップコーヒーズ 宮房武亮 さま
福岡県環境部環境保全課水質係 さま
福岡市こども総合センター 久保健二 さま
環境省自然環境局総務課動物愛護管理室 さま
毎日新聞福岡報道部 川上珠実 さま
福岡マスジドアンヌールイスラム文化センター さま
福岡市役所市民局・防災危機管理部・防災危機管理課 松浦裕樹 さま、西川秀一郎 さま
LGBT-JAPAN 田附亮 さま
●東京大学名誉教授 上野千鶴子 さま
※所属・役職表記等は2017年12月時点のものです

「インクのじかん」はじめます!

いつもリンデ カルトナージュにお越しくださりありがとうございます。

リンデにおこしくださりありがとうございます。
IMG_9932日が落ちるのもすっかり早くなり、冬への移ろいを感じる今日この頃。一ヶ月にわたり開催した“BELGIUM SIGHT”も終了し、店内にベルギーの名残りを感じつつも、11月がスタートしました。

寒さが深まると、万年筆やガラスペンをお使いのひとは、
落葉を感じさせるブラウンや重厚感のあるグリーンなど秋のイメージカラーから、
インクを冬の寒空を感じさせる鈍いグレーやニュアンスのあるブラックに変えたくなる頃合いかもしれません。
IMG_9934とはいえ、ボトルのインクは使っていてもなかなか減らないもの(長持ちするのは魅力ですが)。
当店でも取り扱いインクが増えるたびに、みなさんから「新しいインクを試したいのに、なかなか使いきれない」というもどかしさをお話しいただくこともしばしば。

そこで今月は、万年筆インクに魅せられるあなたのための、「インク交換会」を実施します!

リンデ初の試みとなる今回のワークショップ。
万年筆のボトルインクを一本でもお持ちの方なら、誰でも楽しめる貴重な機会です。

とっておきの一本を手に、”INK Friend”の輪を広げていただきたいと思います。
どうぞ迷わずお申し込みくださいませ!

野津がお届けしました!

IMG_7833-1リンデカルトナージュワークショップ『手紙のじかん』
万年筆インク交換会 Let’s be “INK” friend!

【内容】
1.「インク」の自己紹介…ご持参いただいたインクの紹介をしていただきます。
2.好きなインクを3種選びます。
※1つのインクごとに、採取は3本までとします。人気が集中した場合はじゃんけん勝負優先で。
3.インクを採取したミニボトルに、手に入れた色でラベルを作って貼ります。

【日時】11月26日(日)14:00-16:00
【場所】Linde Cartonnage 店内にて
【お申し込み】11月15日まで ※定員15名になり次第しめきり
【予約フォーム】http://keitime.com/evententry
※インクをお持ちの方は、どなたでも参加できます。

【参加費】2,500円(スポイト付きミニボトル×3本付き(お好みのインクを3種持ち帰っていただけます。)

【持参物】ご自身がお持ちのボトルインク(1本〜3本)
※1つのインクから、ミニボトル3本分を他のご参加者に分けていただきますのでご了承の上お持ちください。(ボトル1本=約5ml)
※お持ち帰り用のバッグは各自ご用意ください。

【イベントのお問い合わせ先】
リンデ カルトナージュ (瀬口・野津)
info@linde-cartonnage.com / 092-725-7745

K (代表 古賀)
info@keitime.com / 090-1193-7106

ベルギーに、”渡航”!

いつもリンデ カルトナージュにお越し下さりありがとうございます。
IMG_1345先日よりご案内しておりました当店イベント「ベルギー展 “BELGIUM SIGHT”」、とうとうスタートしました!
始まって現在4日目、すでに多くの方にご来店をいただいています。

IMG_1334店主の目でみたベルギーの記録を、
IMG_1331ガラスペンアーティスト 佐々木亮平さんが表情豊かな作品に。
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IMG_1336まだ歴史は浅いながら、活版印刷の風合いを活かしつつ、ポップなデザインが心をとらえて離さない”le typographe”のレターアイテム。
IMG_1337早朝から開かれる蚤の市に陳列されていたブロカント。
IMG_1339そのほかにもまだまだご紹介したいアイテムが店内にところ狭しと並んでいます。
IMG_1346そして今回のベルギー展、期間中にさまざまな変貌を遂げる予定ですので、この移り変わりもぜひご注目ください!

IMG_1344また当店の定休日が、これまで毎週水曜日となっておりましたが、期間中は不定休とさせていただきます。
なお、明日10/11(水)はスタッフ一同別業務にて不在のため、お休みをいただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

万年筆を長く使うために

いつもリンデ カルトナージュにお越しくださりありがとうございます。
FullSizeRender 18このところ、お手持ちの万年筆の洗浄に見えられる方が増えています。
「しばらくインクをいれたまま放置していた」
「長年使用しているが、まだ一度も洗浄したことがない」
実はこんな万年筆ユーザーの方、意外といらっしゃるのではないでしょうか。

IMG_1243万年筆で使用するインクは
・染料系インク(写真左)
・顔料系インク(写真右)
・古典インク(現在ほとんど流通していません)
の大きく3種類にわかれ、現在もっとも主流なのが染料インクです。

いわゆる水性タイプのインクで、なめらかな筆記感に加えペン先が乾燥しにくいのが特徴です。
とはいえ、長期にわたってインクを入れたままにしていると、やはり凝固してしまい、書けなくなってしまうことがあります。
「以前に比べインクの吸入量が少ない気がする」
「滑らかに書けず、ひっかかるような感じがある」
このようなときは、ぜひ一度洗浄によるお手入れをおすすめいたします。

洗浄の仕方は、とても簡単。インクが残っているのは、
・コンバーター内部
・ペン先
であるため、この2つのパーツを主に洗浄します。

まずはコンバーターを装着したままのペン先を、容器に入れた水につけていただき、インクと同じ要領で吸入してそのまま排出します。こちらを5~6回繰り返せば、洗浄が完了。
そしてコンバーターを取り外した後は、ペン先を水につけたまま一晩(最低でも4~5時間)放置するとインクがきれいに溶け出すので、あとはさっと流して柔らかい布やティッシュで拭き取れば、あっという間に洗浄終了です。
IMG_1247もしご自身でのお手入れが難しそうだと感じられたときは、万年筆の洗浄のサービスも行っておりますので、どうぞ当店までお持ちください。

野津がお届けしました!

切手デザインをつくる!9月の手紙のじかん

リンデ カルトナージュにおこしくださりありがとうございます。
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写真はブリュッセル中央駅。
去る8月25日から約1週間、店主はベルギーを旅してきました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERA旅と言っても観光ではなく、いわゆる“買い付け”の仕事で、
ブリュッセルを中心に、アントワープやブルージュ、ゲントなどにある
印刷所やステーショナリー会社を其処彼処(そこかしこ)訪ねてきました。

前回のイタリア、いや、ひょっとしたらそれ以上の
収穫ともいえる“出会い”がベルギーにありました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA今回の渡航において、リンデが見て触って感じたもののすべては、
10/7(土)から実施するベルギー展(BELGIUM SIGHT※仮名)でお披露目します。どうぞお楽しみ。
会では物品の展示のみならず、ベルギー人の生活・文化、各都市の魅力などを写真や本(つくります!)、
さらには、佐々木亮平さんのイラストレーションを通してご紹介予定です。

それにともない、今月の手紙のじかんは、
本展より先にベルギーに親しんでもらう時間を特別に設けたいと思います。

テーマは「切手アート」。

リンデが見たベルギー(街角や風景)を素材に
今回もアーティスト佐々木亮平さんの下絵(台紙)を準備いただき、
その紙にみなさんがガラスペンで好みのインク色を足していく。
最終的にベルギーの風景を切り取った、自分だけの“架空の切手”が完成するというものです。

旅の“余談”もお話しできるといいな。

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手紙のじかん
〜仕立てる“切手”。ベルギーの風景でつくる切手デザイン〜

【日時】
9月24日(日)14:00-16:00
【場所】
リンデ カルトナージュ 福岡市中央区大手門1-8-11 サンフルノビル2F
【参加費】
3,200円(ポストカード2枚、インク24色使用込み)
【内容】
リンデが撮ったベルギーの写真から好きな一枚を選びます。
切手のフレームを形どったポストカードに風景を描いていきます。
線描きのコツ、インクの特性や、ガラスペンの構造を活かした面白い描き方などを、
佐々木さんとともに楽しみます。
【持参物】
ご自身の愛用中のペンやインクがある方は、ご持参ください。
※ガラスペン
※お気に入りのインク
※万年筆や、愛用のペンをお持ちの方はご持参ください。
※作品お持ち帰り用のバッグをご持参ください。
※ペンの貸出しもあります。

【予約申し込み先】
K(ケイ)代表 古賀由美子 info@keitime.com
Linde CARTONNAGE 瀬口・野津 info@linde-cartonnage.com/092-725-7745(電話予約可)

IMG_1219ゲスト講師プロフィール
佐々木 亮平(Ryohei SASAKI)
1985年福岡県生まれ、福岡県在住。 
2007年よりライブペインターとして活動を始め、福岡を拠点に各地で活動。
2013年に参加したLivepaintDOJOでkaikaikikiより『GEISAI賞』を受賞。
この受賞をきっかけに、本格的に個展や作品提供などの活動を展開していく。
2014…初個展を東京の半蔵門にあるAGRAで開催。同年カルチャーマガジン『WIRED』での公募企画CREATIVE HACK AWARDにて奥田一平との共作がノミネートされる。
2015年、2回目となる個展をANAGRAで行う。同年、中目黒にある「HATOS BAR」と「KINFOLK lounge」にて個展を同時開催。また、雑誌の『THE DAY』にデザインパーカーへの作品提供と、ZINEを制作し提供している。最近で記憶に新しいのはBEAMS での作品展開。「BEAMS T」への作品提供と併せてBEAMS 原宿での作品展示を行った。
2007年から作風は様々に変化を遂げてきたが、今年に入り“岩”、“石”のモチーフに始まり、日本特有の剪定が施された庭木(主に槇/真木)の描写をしている。九州を旅して出会ったコトやモノ。
庭や庭師を訪ね、インスパイアを受けたものを描いている。 
Instagram→ @ryoheeeee
tumbler→ ryohei-drc.tumblr.com/

シックに映える手元の”華”

いつもリンデ カルトナージュにお越し下さりありがとうございます。

お盆を迎えた途端、朝夕に涼しさを感じるようになりました。
大手門はゆったりとした時間が流れていますが、城跡周辺の自然の変化に目が止まります。

FullSizeRender 9店内のグリーンも次の季節を迎える準備中です。

FullSizeRender 8店頭でも秋へ向けて新たなペンが並んでいますが、
なかでも大理石のようなマーブル模様が美しいこちらのペン。
海外のプロダクトでしばしば見られるタイプのデザインですが、実は国産の金ペン万年筆です。
アンティーク調の色合いでシックな印象ですが、手元にアクセントが欲しいという方にもピンとくる、
表情豊かな個性があります。

FullSizeRender 6ボディはショートサイズで、持った時のおさまりもいいペンです。
本体のみだと非常に軽量ですが、筆記時はキャップをボトム部分につけていただくことで安定した書き心地を保つことができます。このメーカー特有の滑るようなインクフローは、長時間書いても疲れにくいのも特長です。

クラシックなペンもいいけれど、少しひねりのきいたペンが気になる方にお持ちいただきたい一本。
ぜひ、お手にとってお確かめください。

野津がお届けしました!