“リンデの1番”で覚えてください

IMG_5156リンデが紙に書いた“good!”。
自分で言ってgoodじゃないことは承知のうえですが、この字、なかなかの味だと思っています。
どこらへんが味かというと、色だと思っています。
だったら紺という色をペンに選べばいいだけのことではないかと、
どこからともない、だれからともない声が聞こえてきそうですが、少しお待ちになって。
どう見ても普通の紺じゃないよ。だってこの色“一定でない”ではありませんか!

これは図らずも現れるインキと紙の“激闘の後の色”とリンデは考えます。

激闘というと、またなんと回りくどい言い方だとどころからともない、だれからともない声が聞こえてきそうですが、わたしはその表現は合っていると思っています。

IMG_5159リンデに新しい便せんが仲間入りしました。

名は“Lin.01”(リンデの1番)。

正確には、“ウォーターマーク入りB6便せん”という副題がついて“Lin.01”。
と、こうくるわけですが、ここではシャネルの5番のような言い方で尖ってみました。
まあそれはいいとして、この1番(ってまだシャネル風ですが)、
リンデにとっては最初の、待望の、白地(ホワイトベース)の便せんです。
これまでBlue leaf(青色便せん)やSAND COLORSなどのアンニュイなシリーズも
おかげさま好評いただいておりますが、不甲斐なくこれまで、すべての色を美しく引き出す白という基盤
(便せん)をリンデは皆さんにご提案できずにいました。
なぜかというとリンデに甲斐性がないのもひとつですが、
ここにきて、万年筆をお使いになる(持っている)人、
新しくお求めになるお客様が増えているのが大きな理由です。

「専用のペンを買ったのに、書く紙が変わらないと良さが出にくい」。

喜ばしいことにそういう声を頻繁にいただくようになりました。
だから、リンデはインキが美しく映える白の便せんを必ずやつくろうと
思ってきました(実現まで時間かかりましたが)。
インキと紙の相性チェックを繰り返しました。写真 4

“インキと紙の激闘の後の色”と言ったのは、
そのようなインキと紙の筆記をチェックしながら、
合う、合わないを判断しているときに、色(インキ)の紙への“なじみ”に出会ったからです。
書いたあと、いい具合にインキが紙に染み込んでいく。
そのさまはまるでインキと紙が攻防しているよう。
激闘とは決してふざけた言い回しではないのでありました。

IMG_5157美しい濃淡を見られる紙。
採用した紙の名前は“エアメイルボンド”。
エアメイル。便せん用紙にこのうえない名前です。

IMG_5163美しい透かし模様(ウォーターマーク)も(エアメイル)ボンドくんの自慢。

ためしに青空にかざしてみると…IMG_5066

美しい…。

専用パッケージも完成し、皆さまのもとへお届けする準備完了です。IMG_5166

今月24日から薬院のSOMEWEREさんでおこなわれる、
文の日イベント(詳細は明日のFBにて)に少量販売します。

手に取って、書いて、“かざして”もらえると嬉しいです。

“Lin.01”。
“リンデの1番”で覚えてください!