プロダクトデザインの視点で見る②

いつもリンデ カルトナージュにお越し下さりありがとうございます。
IMG_6340先日アップしたエントリー「プロダクトデザインの視点で見る」では、万年筆のインクボトルのデザイン性についてご紹介しました。

今回はその続編としてご案内したいのが、こちらラミーのボトルインクです。
FullSizeRender 34ポップさを兼ね備えた実用的なブロダクトづくりに注力しているラミー社。当店で扱っているペンもまた優れた筆記感覚とともに、目をひくエネルギッシュなカラーや遊びのニュアンスをもったシルエットが多くあります。
そんなラミーの万年筆インクボトルは、一見したところ円盤を思わせる可愛らしいフォルムをしているのですが、よく見ると機能的な一面を備えているのです。
IMG_6166まず目にとまるのが、このボトム部分から顔をのぞかせている白いペーパー。
店頭での試し書き用だろうか?と思ってしまいますが、実はインク補充後に、ペン先まわりについた余分なインクを拭き取る「吸い取り紙」の役割を担っているのです。吸入後のことまで考えられた丁寧なデザインに、思わず驚きの声をあげてしまいますね。
IMG_6165ボトル内のインク瓶は独楽のようなシルエットになっており、最後まで余すところなくインクが吸入できるようになっています。
カラーはブラックとブルーブラックの2パターン。万年筆といえばブルー系のインクが一般的ですが、奥行きあるニュアンス漂うブラックも魅力的です。

面白いインクボトルはまだまだあるのですが、ぜひ店頭にてお確かめください。

野津がお届けいたしました!