書きながらふと思うこと

いつもリンデ カルトナージュにお越し下さりありがとうございます。

このところ、汗ばむような陽気が続きます。お濠の水面に浮かぶ蓮の葉も日毎に数が増えてきました。
IMG_6641
手紙用品店である当店、ご来店くださったお客様からしばしば「今では書くこと自体が少なくて」「送る相手もいなくて」とのお声をいただきます。
スマートフォン・SNS全盛の昨今、メッセージを伝えるためにわざわざ手紙というツールを使うことに「今さら?」と疑問を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

一方で、「なぜだか手で文字を書きたいと思った」「文通を始めたくなって」とご来店くださる方もじわりじわり増えているという印象もあります。

おそらく単に相手と連絡をとるだけなら、手紙である必要はないのでしょう。
便箋と封筒を用意して、手で書いて、切手を貼って投函する。相手の目に触れるまでにはさらに時間がかかる。
あらゆる情報が飛び交う現代社会のなかでは、とてものんびりしたツールです。
IMG_6728
FullSizeRender 44
しかしそのような要素を煩わしさと捉えずに、相手が受け取ってうれしくなるようなレターアイテムを探したり、
思わず筆記したくなるペンを選んだりして、手紙にはとことん楽しむことのできる要素がある。美文や美文字が書けなくったって、エンターテイナーのように相手を喜ばすことができる。そのように続いてきた手紙はまたひとつのカルチャーであると言えるでしょう。
IMG_6727と、お手紙を書きながらふと思ったのでした。

野津がお届けしました!