万年筆を「素材」で選ぶ

いつもリンデ カルトナージュにお越し下さりありがとうございます。

九州北部もようやく梅雨明けを迎えたと思いきや、七月も下旬に突入です。
ついこの間まで向かいの城跡へつながる道の木陰にベンチが設置されていたのですが、なんの気まぐれか、いつのまにやらすっかりその姿を消していました。
ささやかな憩いの場がなくなり、少し寂しさを感じる今日この頃です。

FullSizeRender 9最近のリンデにはさまざまな万年筆が並んでいますが、みなさんはペンを選ぶ際に、ボディの「素材」に注目されたことはあるでしょうか。

万年筆といえば、プラスチックや金属を本体に使用したものを思い浮かべることが多いと思います。
ですが、大理石のような模様のアウロラ樹脂やイタリアのムラーノ・ガラスを採用したものなど、実はバラエティに富んでいるのです。
FullSizeRender 6このように軸として「木材」を採用した万年筆もあります。

FullSizeRender 7このペンは、ボディに木材を幾層にも重ねた上で樹脂加工を施した「コムプライト」と呼ばれる素材が使われています。水に強いのが特長で、安心して洗浄してお手入れすることができます。

FullSizeRender 8ショートサイズのカスタム98やステラ90Sに近い大きさで、重さをあまり感じません。

温かみある木軸とスマートな印象のシルバークリップのコンビネーションは、メリハリが効いた一本です。
この異素材の組み合わせにより、ナチュラルな質感を洗練されたイメージにクラスアップします。

普段見かけることの少ないユニークなデザインに、周囲の注目を集めること間違いなし。
一風変わったデザインをお探しの方は、ぜひ一度お試しください。

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