一番大事なことは

自分にしか書けないことを、
誰にでもわかる文章で書く。

これは、今年度の講義資料として購入した
井上ひさし氏の本で目にした一節。

(ライターとして)仕事の本質を突く言葉であるとともに、
(手紙用品店として)手紙を書くという行為にもずばりと当てはまる心得と感じました。

後者については、店頭でお客さまから質問を受けることが多く、
例えば、手紙といってもどんな風に書けばいいかとか、字に自信がないとか、
その場で瞬時の返答につまる経験をしてきました。

それもそのはず。私は店屋だから。
手紙はペンと紙があれば、誰でも “それくらい” 書けると思ってきました。

しかし、そうじゃありませんでした。
それはなぜか。

文具は道具にすぎない。

もっと言えば、
文具は(手紙の)基本にすぎないから。です。

つまり、基本のもっと手前である、
根本を失念してはならぬよ、という点。

そんな著者の一節に、私はハッとするわけです。

店屋は物だけ売っとったってあかん。

自分ならではの体験を自分の字で表せる手紙のおもしろさ。
この根本の楽しさを私たち(リンデ)が届けずに誰がやるというのか。

根本の上に基本があることを忘れず、

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文具をご提案していきたいものです。

店主